江戸の雪見

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上の絵は 広重の「御茶ノ水 雪中美人」の図です
水道橋が 見えますね
江戸時代は 軽い「氷河期」にあたっていましたので 今よりも雪が降りました
日本各地で オーロラが観測されていますし
隅田川が凍結して 船が通れないなんてこともありました
それでも 越後の人から見たら 笑われるでしょうが
一尺以上つもれば 江戸っ子は 「大雪」と言って大騒ぎでした
お城や武家屋敷 寛永寺 増上寺を始めとする寺社では
あっという間に 雪かきしてしまいます
商家でも 客の行き来のために 通りはすぐにぬかるみになってしまいます
では 酔狂な隠居や 風流人は どこに雪見に行ったのかと言うと
まず 高台から一面の雪景色を楽しむなら 愛宕山 高輪 寛永寺あたり
雪の原を歩きたければ 王子 日暮里へ
その他 墨堤 三囲 長命寺 なども近場では人気がありました
ちょっとお金がかかりますが 雪見船は一番 風流ですね
こたつを積んだ船で 一杯やりながら 横には美人のお酌
めりやすの「雪の夜」なんて 流れてきたら おつですねぇ

   ♪ 降る雪に つもる思いの数々を とけて逢う夜のうれしさは
             なにから先の ひとつ松 ・・・・・
なーんてね
でもこれは 金もヒマもある人のこと
芭蕉は  「いざいかむ 雪見に ころぶところまで」と 詠みましたが
庶民に 言わせると・・・・

    雪見とは あまり利口の沙汰でなし

    ばかめらと 雪見のあとに呑んでいる

    子はこたつ 親父はころぶところまで

私も 庶民なんで こたつで一杯の方がいいなっ
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by tukitodoraneko | 2008-12-02 16:00 | 江戸のあれこれ

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