江戸の寒念仏

とうとう12月に入ってしまいましたねー 師走です
だから 江戸時代の師走の話をしましょうね
現在の太陽暦では 寒の入りは年明けの1月初旬です
これは 「冬至」から15日目の「小寒」の日から 「大寒」~「節分(立春前夜)」までの
30日間を 「寒の内」「寒中」と言ったのですね
江戸の太陰暦では 12月の始めが「小寒」
ちょうど今頃から 一月が最も寒い時期だったんです
この間にするのが 「寒中水泳」「寒稽古」です
「寒中見舞い」も この間に出します
これらは 今でもありますね
f0122653_832299.jpg江戸時代は この他に「寒念仏」「寒参り」と言うのが盛んでした
まず「寒念仏」 
これは 寒中の30日の間 毎夜 鈴が森か小塚っ原に行って 刑死者の回向をするものです
自身の修行のためもありましたが 願掛けの場合もあり どちらにしても 道中に「女性」に出会ったら 願が叶わないということで この「寒念仏」の鐘の音がすると 女の人はあわてて 物陰に隠れたりしました
職人達の「裸参り」とは違い こちらは股引 草履などで暖かくして出かけました
そしてもう一つが「寒参り」
写真の二人連れ 裸足に褌(ふんどし)一丁で 見るからに寒そうです
これは 職人の弟子や小僧達が年季奉公の内に 
なんとか「腕」が上がりますようにと 不動様や金毘羅にお参りに行ったのです
出がけには 水をかぶり 身を清めて 赤ふんに白鉢巻で 鈴を鳴らして歩きます
浮世絵の冬の景にも この二人連れ よく描かれていますね
寒の内は この鐘や鈴の音が 毎夜響いてきたということですよ

  寒念仏 遠く聞こえて 何か降る

  勘当の 我が家過ぎけり 寒念仏
[PR]

by tukitodoraneko | 2008-12-01 09:11 | 江戸のあれこれ

<< お散歩隊に業務連絡 あんみつ姫お散歩隊 一回目のお... >>