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お熱いのは お好き?

今日は 久々に「ガーデニング」しちゃいましたよ
と言っても 「江戸検」のために ほっぽらかしにしといた庭をかたづけて 
花壇の植え替えしただけですが・・・
夏から秋にかけて 雑草取りしなかったら 見事な「野原」になりましたね
夕顔とか どくだみの花盛りで あれはあれで 風情があったかも・・・
でも 庭が野原だと 家まで「空き家」に見えるんで しかたなくお片づけ
鳥が運んできたらしい木まで にょきにょき出てましたよ
成長 早いんですねー 1メートルくらいになってました
もう少しで 野原どころか 雑木林になるとこですね
あー 腰が痛い! 誰か もんで欲しい!
それで 思い出したんですが 昔は 流しの按摩さんていたんですが
いつのまにか いなくなっちゃいましたね
たいていは 目の悪い男の人で 細い「ピー」っていう音のする笛を吹いて
夜に流して歩いてました 
家のお父さんが よく呼んでましたよ 
今は 腰が痛いとすぐ「整形外科」に行きますが
江戸時代は 按摩にかかるか 「お灸」です
按摩さんはまだ 旅先の旅館で呼べるけど
「お灸」って もう見たことない人が 多いんじゃないでしょうか
明治生まれの人は ほとんど 自分でお灸してましたよ
私も 小さい時 おばあちゃんがしてたので 覚えてます
お熱いのは お好き?_f0122653_1742114.jpg←ヨモギから作った「もぐさ」 これは綿みたいな感触なんですが これをポチっと丸めて 肌に置き 線香で火をつけるわけです
これを男も女も老いも若きも 健康のためにやっていました
これは 見るからに熱そうで 嫌なもんです
子供をこらしめることを 「お灸をすえる」って言うのは
わかるような 気がしますねー 
ものごとの初めを 「皮切り」というのも お灸からきてますよ
おもしろいのは 熱さをこらえるために 「煎り豆」を噛む習慣
グッと歯をくいしばる感じで 気持ちはわかります
江戸時代には 2月と8月の2日は 「二日灸」と言って
健康のため お灸をすえる習慣がありました
ふだんは 威勢のいい兄ちゃんでも この日ばかりは
大豆の煎り豆を 噛みしめて 熱さを我慢したんですね
 皮切りは 女に見せる 顔でなし
こんな 川柳も 残っています
私は 明日 「整形外科」に行こうっと!

by tukitodoraneko | 2007-11-26 18:07 | 江戸のあれこれ

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