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龍馬と竜馬

坂本龍馬のことなら いくらでも話せる!って熱狂的な男性ファン(特に南の方出身の人)
結構 聞きますよね?女性ファンも もちろんいるんでしょうが
どうも 龍馬に関しては 男性上位です
龍馬と竜馬_f0122653_10225094.jpgこういう男性に「龍馬って何したの?」と 聞こうものなら
まさに 猫にかつぶし! とくとくと 説明してくれます
 海援隊だろ 薩長同盟の斡旋 大政奉還のもと
 「船中八策」に 貿易会社「亀山社中」作ったし
 日本人で初めて 新婚旅行もしたんだよ
なーんて 感じ
どうも そのネタもとは 司馬遼太郎の「竜馬が行く」か 
その後のTVドラマ・アニメにありそうです
小説があまりにも 魅力的であったがために
かえって その実像がわからなくなってしまったのは
宮本武蔵に次いで この人かもしれません
基本的に この方は 死後に有名になった方
そして こんなに有名でありながら 驚くほど
ちゃんとした資料には 出てこないんですね
もともとが 土佐藩の脱藩浪士 役職にもつかないので
記録に残るわけもないんですが
慶応3年(1867)11月15日に暗殺されたことは分かっていても
実際に 暗殺したのは誰なのか 確たることは知れません

ただ 同時代の人たちの龍馬評を まとめてみると
 穏やかで 無口な大男 激して語ることなど無く 本は読まない
 しかし その発想・言動は意表をつき 新鮮
そして ほとんどの人の一致する意見は
 龍馬ほど 度量のでかい男はいない!

どうですか? なーんとなくイメージつかめましたか?
この人は 幕府や諸藩の枠組みの中に 納まることが出来なかった人なのかもしれません
それでありながら 勝海舟や西郷隆盛にも 可愛がられた
「愛すべきひと」 やんちゃな魅力のあった人と 私には思えます
現代なら 一流のコーディネーターになれたでしょう
彼が コーディネートした最大のもの
それが 「薩長同盟」です
慶応2年 1月21日 西郷と桂小五郎(木戸孝允)が 盟約書を作り
その裏書(保証人のサインですね)を 龍馬がしています

「倒幕」が 約束された瞬間です

by tukitodoraneko | 2007-04-14 14:01 | 江戸のあれこれ

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