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平清盛 第38回「平家にあらずんば人にあらず」

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平清盛 第38回「平家にあらずんば人にあらず」_f0122653_9375193.jpgさてさて 今回は清盛の「赤い禿(かむろ)の探偵団」が 出てきます
これは「平家物語」巻の一 すごーく最初の頃に出てくる話
出家した清盛は 14,5才の童(少年)を 3百人選び 全員に 赤い服(直垂・ひたたれ)を着せ 髪は禿・・・(かむろ・かぶろ おかっぱのような髪型ですね)に統一し 召し使ったのですが
この赤服の少年達 京中を往来して 平家の悪口なんて言おうものなら すぐに言いつけられ 家に乱入 家財没収 
当人は六波羅にひいてこられるという 恐怖の少年探偵団だったのです
「六波羅殿の禿」といえば 人馬もよけ 禁門の出入りも自由 
このため いつの世にもある「権力者の悪口」というものが
清盛全盛のこの時期には 全くなかった・・・と 平家物語には書いてあります
「平家にあらざれば 人にあらず」こう言ったのは 妻・時子の兄 時忠ですが
その言葉通り 清盛は妻の妹が産んだ高倉天皇に
自分の娘を入内させようとし とうとう天皇の外戚の地位を獲得します
平家全盛の時代は まだまだ続くのですね

今日はこの辺で また明日

 

by tukitodoraneko | 2012-09-30 09:59 | 大河ドラマ

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