中味は秘密の国芳です

f0122653_1433527.jpg猫大好き
歌川(一勇斎)国芳の これは「自画像」
と言われているもの
後姿ですが 着物の
柄が お気に入りの
「地獄変相図」
そして常に十数匹
飼っていたという猫
がゴロゴロしてます
のでご本人でしょう
詞書が読めるように
大きく出しましたよ
「ご存知の画工」
と ありますね
「口上」申し上げま
す、と芝居のような
語り口ですが
これは国芳が挿絵を 
担当した「枕辺深閨
梅」
(ちんぺんしん
けいばい)という
花笠文京・作の本の
続編が出るよ、とい
う広告なんです


f0122653_14314736.jpgこういう本です →
これではわかりませんが 詞書でもわかるように これは「色男の女色の武者修行」を描いたもので唐本「金瓶梅」の上を行く・・・艶本
つまり ちょっとエッチな本だったのですね
タイトル「枕辺深閨梅」は 馬琴の翻案本
「新編金瓶梅」のもじりです
こちらの挿絵も国芳が担当
さすがに気が咎めたのか H本の方は
「画工・一妙開 程芳」となっています
自画像が 後姿なのもわかりますねー
この本の出版は 天保9年です
この年の暮れには かの「天保の改革」で
「好色本の店頭販売が禁止」となりますので
その前の発売だったのでしょうね
さすがに中の挿絵は 検索でもNGでしたが
ちょっと のぞいてみたいですよね、ご同輩! 
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by tukitodoraneko | 2012-08-02 14:45 | 江戸のあれこれ

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