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天然理心流と 八坂神社

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↑ 上は 安政5年(1858)井伊直弼が大老になった年
日野の八坂神社に奉納された「武芸上達」を祈願する天然理心流の奉納額です
普段は非公開ですが お祭の時 そしてこのような絵はがきで 見ることができます
ケヤキの一枚板で たて47cm×よこ90cmという大きさ
大小の木刀が二本 架けられています 先頭は 近藤周助
門人の筆頭には 井上松五郎 続いて佐藤彦五郎 中程には井上源三郎
末尾には沖田惣次郎(総司) 嶋崎(近藤)勇の名があります
この中に 土方歳三の名がないのは 翌安政6年の入門だからです
当時の年齢は 上から 井上松五郎・35才 佐藤彦五郎・31才
井上源三郎・29才 近藤勇・24才 沖田総司は まだ16才でした
近藤勇は 15才で入門し この2年後には 四代目を襲名しています
天然理心流と 八坂神社_f0122653_14321731.jpg現・八坂神社は 当時は牛頭天王社といい 
これは多摩川氾濫の折 ご神体が水の中から拾われ 
鎮守として祀られたという由緒があります
現在の社殿は 寛政12年(1800)建立
← 鳥居の上の扁額は 有栖川熾仁(たるひと)親王の親筆です
明治以降 祭神が スサノオノミコトに改められ「八坂神社」となりますが 江戸後期の建築技術の粋を凝らした絢爛豪華な社殿
建築です
祭礼は 9月の第三土・日曜
千貫神輿も出ますので ぜひ一度 見てくださいね 

by tukitodoraneko | 2012-06-23 14:50 | 江戸あるき

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