家盛の死と血曼荼羅

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さて また大河にもどりましょう
家盛の死については「平家物語」には 何も書かれていません 
そもそも パパ忠盛の死も 巻一の最初の方でたった一行
36才の清盛が 後を継いだということだけ
物語は 12巻+灌頂の巻で構成されていますが
半ばの6巻で 清盛も死に 後は平家の滅びばかりが書かれています
今回の大河の脚本では そんな「書かれてない部分」を
自由に 解釈して お話を作っていっていますが
清盛・家盛兄弟の関係が 非常にうまく描かれていましたね
f0122653_100496.jpg← この高野山の血曼荼羅に関しても 
平家物語の巻三の「大塔建立」に 
わずかに載るばかりです
 東曼荼羅を清盛かかんとて 自筆にかかれ
 けるが 八葉の中尊の宝冠をば
 いかが思はれけん 我が頭の血を出だいて 
 かかれけるとぞ聞こえし

これだけのことなんですが この一行を使って 清盛・家盛兄弟の互いに持つ愛と嫉妬 宗子との素直になれない関係 大きな父・忠盛の心が うまく集約され 傷ついた清盛が 額の血で 
朱を入れるあのせつないシーンに繋がりました
前半の部分では 最も目立った存在となった家盛(大東駿介さん)
気が弱く 優しく 親思いで 兄を慕いながらも 嫉妬する・・・
あの繊細な表情と 素直な笑顔が 消えてしまって寂しいですね
今 この血曼荼羅 複製版が 製作されています 
2015年に完成されるようですので そうしたら
あの 清盛が筆を入れた絢爛豪華な曼荼羅が もう一度 見られるのですね 
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by tukitodoraneko | 2012-04-17 12:11 | 大河ドラマ

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