東照権現祝詞
2011年 08月 27日
「東照権現祝詞」という文書を ご存知でしょうか
日光東照宮の大猷院御霊室の宝庫に伝わり 春日局が書いたものとされ
国の重要文化財に指定されています
↑ このようなものです
過去 何度か展示されたこともありますので お読みになった方もおられるのでは・・・
この内容を ざっと書いてみましょう
とにかく 神格化した家康の「威徳」に対する感謝の言葉が一杯
権現さまの徳により 江戸城の普請もうまくいき 家光の病気も治り
天下泰平・・・と これは普通でしょうが
家康 生前のことに対しても こんな風にかいています
江さまは 家光さまをお憎みになり 秀忠さまもそれに傾き
お二親に憎まれては 跡目も危うい時 駿府にてこれを
お聞きになり それなら 家光をわが養子として 将軍職を
継がせると仰せられ 江戸よりお呼び寄せになられ
家光さまもまさに 発たんとする時 崩御なされた
しかしそのご遺言は 土井利勝に伝えられ
家光さまが 跡目をつがれることになった
また これだけでなく
家光さまの幼い時には 手ずからお薬を下され
病を癒してくださった
権現さまになられてからも 病の時には家光さまの
夢枕に立たれ 快癒へと導いてくださった
その霊夢は 何度もあったらしく 家光はその度に
絵師を呼んで そのお姿をかかせたようです
← これもその一つで 霊夢の家康像です
これも 東照宮にありますよ
しかし これからが 怖いんですよ
家光さまを悪く言いなす者は 駿河大納言(忠長)さまも
あのようになられ 中の丸(家光・正室)さまも お気の病と
なられ 井上正就は西の丸で豊島信満に殺された
これもすべて 権現様の報い
うわー 何でも権現さまのせいにされちゃ 大変ですねー
この祝詞は 寛永17年8月 社参した春日局が
神前で読んだものと言われています
時に 局は62才
秀忠も忠長も とっくに死に もう何を言っても良かったの?
この2年後には 局自身も亡くなります
この祝詞が本当に 春日局の書いたものなら
江は やはり家光がきらいだったんでしょうね
この「祝詞」 PCで検索すれば 読めますので
興味のある方は 読んでみてくださいね
それともう一つ 家光・春日局と家康の子説の根拠とされた
紅葉山文庫にあったという「松の栄え」という本
これは 今は読めないのでしょうか
センセーショナルなわりに 今までこれを見たと言ってるのは
故 八切止夫氏だけなんで いまいち まゆつば感が・・・・
日光東照宮の大猷院御霊室の宝庫に伝わり 春日局が書いたものとされ
国の重要文化財に指定されています
↑ このようなものです
過去 何度か展示されたこともありますので お読みになった方もおられるのでは・・・
この内容を ざっと書いてみましょう
とにかく 神格化した家康の「威徳」に対する感謝の言葉が一杯
権現さまの徳により 江戸城の普請もうまくいき 家光の病気も治り
天下泰平・・・と これは普通でしょうが
家康 生前のことに対しても こんな風にかいています
江さまは 家光さまをお憎みになり 秀忠さまもそれに傾き
お二親に憎まれては 跡目も危うい時 駿府にてこれを
お聞きになり それなら 家光をわが養子として 将軍職を
継がせると仰せられ 江戸よりお呼び寄せになられ
家光さまもまさに 発たんとする時 崩御なされた
しかしそのご遺言は 土井利勝に伝えられ
家光さまが 跡目をつがれることになった
また これだけでなく
家光さまの幼い時には 手ずからお薬を下され
病を癒してくださった
権現さまになられてからも 病の時には家光さまの
夢枕に立たれ 快癒へと導いてくださった
その霊夢は 何度もあったらしく 家光はその度に
絵師を呼んで そのお姿をかかせたようです
← これもその一つで 霊夢の家康像です
これも 東照宮にありますよ
しかし これからが 怖いんですよ
家光さまを悪く言いなす者は 駿河大納言(忠長)さまも
あのようになられ 中の丸(家光・正室)さまも お気の病と
なられ 井上正就は西の丸で豊島信満に殺された
これもすべて 権現様の報い
うわー 何でも権現さまのせいにされちゃ 大変ですねー
この祝詞は 寛永17年8月 社参した春日局が
神前で読んだものと言われています
時に 局は62才
秀忠も忠長も とっくに死に もう何を言っても良かったの?
この2年後には 局自身も亡くなります
この祝詞が本当に 春日局の書いたものなら
江は やはり家光がきらいだったんでしょうね
この「祝詞」 PCで検索すれば 読めますので
興味のある方は 読んでみてくださいね
それともう一つ 家光・春日局と家康の子説の根拠とされた
紅葉山文庫にあったという「松の栄え」という本
これは 今は読めないのでしょうか
センセーショナルなわりに 今までこれを見たと言ってるのは
故 八切止夫氏だけなんで いまいち まゆつば感が・・・・
by tukitodoraneko | 2011-08-27 14:43 | 江戸のあれこれ