届け さくら!

f0122653_10185868.jpg今 読売新聞の「時代の証言者」という記事に 佐野藤右衛門さんが
出ているのを お読みになっている方いますか?
京都・広沢の池(右京区・山越)の近くで「植藤造園」を営む佐野さんは 代々藤右衛門をなのり 当代は16代目 御歳83才です
植藤造園のある地は 古くは御室(おむろ)御所と呼ばれた仁和寺
寺領でした
ここで 仁和寺に仕え 農業をしていた佐野さんのご先祖は 
やがて庭仕事も手伝い始め 12代目の時植木職となりました
今でもこの地区には 植木屋が15軒ほどもあるそうです
当時の植木商は こういう風にして成立して言ったんですね
江戸なら 駒込・染井が 同じような土地です
f0122653_10404920.jpg佐野さんはお祖父さん・お父さんの跡を
継ぎ 「桜守りさくらもり)」と呼ばれ 今も
全国各地を飛び回っています
実は地震後の3月25日には ← 容保桜を 福島県会津若松市に届ける予定だったそうです
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京都所司代時代の松平容保→にちなんで造られたこの桜 
会津藩の最後の藩主だったこの人も
さぞかし 残念だったことでしょう
この人は あの有名な高須四兄弟の一人ですね
兄弟は それぞれ 尾張藩主・桑名藩主・一ツ橋家の当主です
そして この後 佐野さんは宮城県にも足を伸ばし
「塩釜桜」の様子も見るつもりだったそうです
f0122653_1057528.jpg陸奥の国の一の宮・塩釜神社の境内に咲く塩釜桜は 
国の天然記念物にも指定されています
この塩釜神社は 高台にあったため 燈篭40基が倒壊したということですが 本殿と桜の木は 無事だったそうです
東北地方の桜の開花予想は 今日14日です
きっと今年も 被災地の空に 塩釜桜は
美しく咲き誇るでしょう

藤右衛門さん 17才の時 何もかも失った終戦の時も
焼け跡の空には 春になると 桜が咲きました
その時から 60数年 今 藤右衛門さんは 被災地へ送る
彼岸桜の苗木を 準備しています
どんな時も 美しく咲いてきた桜が 少しでも皆さんの心を 癒せますように・・・
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by tukitodoraneko | 2011-04-14 11:24 | 明治・大正・昭和

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