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山本琢磨事件のおさらい

さて 今夜の「龍馬伝」は安政4年(1857)の山本琢磨の事件です
山本琢磨事件のおさらい_f0122653_15532388.gifちょっと気の弱そうなハンサムボーイ琢磨くんのことは 1/13のブログですでに書いちゃいましたので 詳しくはそちらを読んでみてください
彼は龍馬の父の実家・山本家の出で 八平の兄・代七の子
だから龍馬とは血の繋がったいとこで 年も同じです
武市とは 妻富子の叔母さんの子にあたるので
半平太自身との血縁はありません 妻のいとこですね
この琢磨くんは 江戸で武市と同じ「桃井道場」の師範代をしてました
それが ある日 酒の上で商人といさかいを起こし
落っことしていった包みの中の金時計二個を 質入してしまったのですね
これが藩に知れたら大変と 龍馬と武市がなんとか肩代わりするのですが
二人が逃がした、というより 武市の手紙によると
後始末してる内に 琢磨が行方知れずになった ということのようです
さっさと 自分で逃げ出したんでしょう
山本琢磨事件のおさらい_f0122653_16191661.jpgこうして 彼は東北から函館へと 流れて行き 
函館では 剣の腕を生かして 道場などもやっていたようです
そして やがて「函館大神宮」 現・山上大神宮の宮司・沢辺悌之助に見込まれ 娘婿となって
「沢辺」姓に変わりました
↓下の地図で見ていただくと 舟見町というところ
ここに今も 残っていまして すぐ北に「旧ロシア領事館」という字も見えますね
この中に当時は ロシアの正教会があったわけですね
函館は 龍馬との関係も深く 幕末の遺跡がたくさん残る町です
次に 里帰りしたら ゆっくり見て回りたいと思いますよ

by tukitodoraneko | 2010-02-28 16:43 | 江戸のあれこれ

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