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インディアン餅つかない

インディアン餅つかない_f0122653_133024.jpg「江戸の餅つき」の話をしましょう
今では 一年中 切餅が簡単に手に
入ります
昔は 家で餅を食べるのは正月のみの特別な行事でした
お汁粉屋も「正月屋」といったくらいです
年末の餅つきは 師走の15日から始まります
注文も この日以降はとりませんでした
もちろんこれは町方のことで 武家や社寺では 自家の台所で搗いたのですね
町人でも 商家の大家では 自分のところでつきました
普通の家では 「引きずり餅」といい 鳶の者が臼・杵・釜すべてをひきずってきて 
家の前で餅つきをしました
自家で搗かない場合は これがほとんどで 「餅菓子屋」に注文する「賃もち」というのは 
恥ずかしいことで 世間体が悪いと はばかったそうです
もう私の小さい頃には この「賃餅」が当たり前で 暮れが近くなると「米屋」から 
注文をとりにきたものです
そして 「のし餅」を何枚・・・と言うように注文して それを家で長方形に切り分けました
鏡餅用の丸形のものは 別に注文します
だから 東京のお雑煮は ほとんど角餅の焼いたのが入るんですね
さて 15日過ぎの江戸の町では あらゆるところで この餅つきの音が響きました
この音は夜中まで続き 朝は暗い内から 灯火をつけて 搗き始めました
22,3日からは 大晦日の夜が明けるまで ほとんど徹夜で搗かないと 
間に合わなかったそうです
この風俗は 江戸の終わり 慶応年間まで続いた江戸の師走の光景でした

   夜っぴとい(一晩中) 地主の餅で寝付かれず

   大道へ かまどのできるいそがしさ

   餅は搗く これから嘘をつくばかり (借金の言い訳の嘘)

by tukitodoraneko | 2009-12-21 13:48 | 江戸のあれこれ

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