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六阿弥陀で嫁の悪口

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王子近辺の「切絵図」を出しておきましょう
番号は「名主の滝」 は「王子稲荷」 が「王子権現」 が「飛鳥山」ですね
が 今日ご紹介するつもりの「無量寺」 その道をはさんで北側にある鳥居が 昨日紹介した「平塚神社」です には「戸川播磨守」と書いてありまして これは明治になってからは
「陸奥宗光邸」 現在の「旧古河庭園」です
六阿弥陀で嫁の悪口_f0122653_9392060.jpg平塚神社前の細い道を入ると
← 突然「六阿弥陀」の石塔が・・・
「無量寺」さんは 六阿弥陀の三番目のお寺だったんですね
しかし 行ってみると今日は工事中とかで 中には入れず
表にいた長髪の植木屋の兄ちゃんに 追い払われました
お寺さん もう少し「縁なき衆生」にもやさしくしましょうね
仕方ないから 北区が出している門外の「案内板」で解説
これがホントの「門外漢」?・・・・・・ごめんなさい m(; ;)m
六阿弥陀で嫁の悪口_f0122653_1075071.jpg仏法山
無量寺は
「西行院」と号し 
真言宗  弘法大師作の「不動尊」を 本尊としています
この不動様は ある日寺に入った盗賊が
金縛りにあったように動けなくなり 朝に
あっさりとつかまってしまったため
「足止め不動」と呼ばれていますよ
開山は 行基です
江戸の「六阿弥陀」は この行基が 熊野から流れ着いた「霊木」から
一夜で彫り出したもので 六つのお寺に祀られています
豊島・西福寺 沼田・延命院 三番目がここ 無量寺で
田端・与楽寺 下谷広小路・常楽院 亀戸・常光寺と続きます
江戸時代には 春・秋の彼岸にこの「六阿弥陀詣で」をするのが流行しました
とは言っても 阿弥陀様だけに 来世のご利益を願うためのものなので
やはり 若い人よりも 来世が近づいてる人の参詣が多かったのですね 
それも はっきり行っちゃえば ヒマで退屈した(でもケチな)おばあさん達です
   六阿弥陀 百とつかわぬ奴ばかり
  
   六番目 嫁の噂の言い仕舞い
また この六阿弥陀は 全部歩くと30km以上の行程になりました
いくら健脚な 江戸のおばあちゃんといえど ちょっときつかったんでしょうね
   五阿弥陀に してもらいたき尻っつき
そしてきっと 家に帰ってから 悪口言ってた嫁に腰をもませて またいやみを言うんでしょうねー
   年寄りは じゃまさと嫁にとげを立て

by tukitodoraneko | 2009-12-01 10:43 | 江戸のあれこれ

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