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江戸の心霊スポット「食違見附」

今日も「外堀ツアー」 進みますよ
江戸の心霊スポット「食違見附」_f0122653_12443576.jpgニューオータニさんの敷地内の
山道もどきを 四谷方面にもどり かなりな坂道を上がると この
「食違見附」へ出てきます
ここらもまた 都心とは思えない
やぶの中
ここから 土手の上に上がって 四谷をめざしましょう
食違(くいちがい)という変わった地名は この手前で 道がクランク型に屈折していたためです
他の見附とはちがって 土橋があり門も簡単な冠木門があっただけでした
そのかわり 江戸城の見附門の中では もっとも標高の高い場所にあったため 
見晴らしはよかったようです
江戸の心霊スポット「食違見附」_f0122653_12554571.gif

こんな感じの絵が残っていますが 左手が食違門です たいしたことない門ですね
ここは 江戸時代もひどく淋しいところで 「首くくりの名所」なんて言われていました
なんでも枝ぶりのいい松があって それを見るとふらふらと首をくくりたくなるとかで
この門の辺りには 「縊鬼」というもののけが出るなんて 都市伝説もあったんですね
小泉八雲=ラフカディオ・ハーンの有名なのっぺらぼうが出る話「狢(むじな)」は
この辺り 紀の国坂を登った食違見附が舞台となっています

 京橋あたりの商人が夜もふけて この辺りを帰ってくると 道端に女がおります
 すすり泣いているようなので 人のいい男は いろいろに声をかけますが
 振り向いた女は のっぺらぼう!
 男は 肝をつぶして坂道を駆け上がっていくと 前方に屋台の蕎麦屋の灯が・・・
 あれ うれしやと駆けつけて「今そこで とんだものを・・・」と 言いかけると
 振り向いた亭主が 「こんな顔ですかい?」と これものっぺらぼう

タイトルが「狢」というからには 動物が化けたものだったのでしょうが
どちらにしても そんなものの出る人気のない場所だったんでしょうね
今では土手の内側には 上智大学のキャンパスが並び
堀だったところは 埋め立てられて 都の運動場になり平日は上智大学の学生さんが
元気に 野球や テニスしているようです
ここから 南をながめると昔の紀州藩屋敷跡 現在の「赤坂御所」で
迎賓館の屋根がドーンと 眺められます
上の絵に比べたら 大した変わり様ですね

by tukitodoraneko | 2009-05-14 13:23 | 江戸のあれこれ

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