別れのキスは ネギの味

三月の行事 もう一つ書きますよ
上巳(じょうし)=雛祭り 潮干狩り 阿蘭陀人の参府
それと奉公人の「出替わり」というのもこの季節でした
一年奉公の場合 3月4日までが年季のうちで
5日からは 次のところに移るのですね
もちろん「延年」といって もう一年同じところで勤める場合もありましたが
主人の方は 給料を上げたくないし 奉公人はもう少し待遇のいいところを
探したいなどの思惑もあり 一年で出替わることが多かったといいます
旧暦だと3月初めですが 今なら4月に当たります
入学・入社など 新しい生活に入る時期は江戸時代から同じだったのですね
f0122653_16213768.jpgそして 最後の3月4日に必ず食べるものがありました
 ←浅葱(あさつき)生酢といいます
これは お雛様をかたづける前にお供えするもので
どの家でも 決まって作りました
アサリのむき身などと一緒に 味噌だれであえます
わけぎと赤貝のぬた とか今でもたべますよね?
あんなものと思ってください
これを食べると その次の日には その家ともお別れです
これを 「浅葱生酢で たたき出す」なんて言いました
旦那さんや 若旦那に色目をつかったりすると
こういうことになっちゃうんですねー
また使用人同士で 恋をしていても この日でお別れになってしまいます
使われている同士で 所帯を持つというのは
この時代 金銭的に無理だったんですね
こんな 川柳も残っていますよ
 
  涙雨 あさつき臭い口を吸い

せめて お別れのキスくらい 食べる前にしとけばよかったのにね・・・・
[PR]

by tukitodoraneko | 2008-03-08 18:29 | 祭と歳事 | Comments(2)

Commented by sakura-3rd at 2008-03-10 21:54
ねぎって意外と臭いますよね。
これでお別れだとしても・・・・kissしたくないわ。(^^;)
Commented by tukitodoraneko at 2008-03-10 22:54
焼肉や餃子みたいに 「みんなで食べれば臭くない」
だったんでしょうか?
でも ネギ食べるたびに強烈に思い出したでしょうねー
名前
URL
削除用パスワード

<< 江戸時代の「時代劇」って? かぴたんも花に降らるるオラが春 >>