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by tukitodoraneko
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かぴたんも花に降らるるオラが春

f0122653_1375396.jpgこの季節の「行事」ではありませんが
「定例」として 阿蘭陀人の江戸参府というのがありました
鎖国体制の中 唯一存在を許されていたオランダ人は 毎年 正月過ぎに長崎のオランダ商館を発ち 雛祭り前後に 江戸の定宿「長崎屋」に着きます
  阿蘭陀も 花に来にけり 馬に鞍   (芭蕉)
ってわけですね
そして独占的に貿易をさせてもらっていることを
将軍に謁見し 貢物と共に御礼申し上げるのです
この御礼参府は慶長19年(1614)から始まったと言われています
本当だとしたら 「大阪の陣」の年 2代秀忠の治世です
そして寛政年間(1789~1801)まで 毎年のことでした
寛政以降は 4年にいっぺんになりますが
それでも 通算166回!オランダ人たちは長崎~江戸間を
往復し続けたわけです
朝鮮通信使の12回 琉球使節の18回に比べても段違いの回数です
江戸の春の光景に 「オランダ人」はもう付き物だったわけですね
そして 本石町三丁目にあった「長崎屋」の前には
上の絵のように 物見高い江戸っ子が 「紅毛人」を一目見ようと 群集しました
オランダ人たちは 京・大阪にも立ち寄り
京からは 東海道を通って 江戸へ参府していましたが
どこでも 黒山の人だかりで ある商館長(カピタン)は
 「まるで私は 珍獣のようだ!」と 嘆いています
幕末以前にも 関東より西の人々は外国人を見慣れていたんですねぇ
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by tukitodoraneko | 2008-03-07 14:21 | 祭と歳事