ちゃっきらこ 海南神社

f0122653_17291067.jpgまたおもしろいの見つけましたので上げますね
これは神奈川三浦市三崎 海南神社で 小正月に行われる「ちゃっきらこ」
だいたい幼稚園の5,6才児から小六・12才までの女の子だけで行う「舞」なのですね
手に持つ五色の短冊と鈴がついた綾竹
これを「ちゃっきらこ」といい 唄のタイトルともなっています
しかし これだけでなく「初いせ」「二本踊り」(扇を二本持つ)「よささ節」「鎌倉節」
f0122653_17422640.jpg「伊勢参り」など全6曲を 楽器を使わず 
年配女性の素唄だけで舞い 
一部掛け合いのような部分もあります
今はYou-tubeでも 見れちゃいます 
かわいいですねー
国指定の重要無形民俗文化財でもあり
2009年にはユネスコの無形文化遺産にもなりました
江戸時代にはすでにあったということですが この海南神社の縁起がすごくおもしろいのですよ
主祭神が 藤原資盈(すけみつ)とその妻・盈渡(みつわたり)姫
この資盈さんは あの藤原広嗣の4代の孫
九州の太宰府で乱を起こした人ね
そしてこの人も 清和天皇の代に 伴善男に従わなかったため 博多から脱出
筑紫に向け 妻や従者と船出したところ 嵐にあい流されて 
この三浦半島にたどりついたのだそうです
貞観6年といいますから 864年のことですね
この辺の事は 土地の豪族だった香能連(かのれ)氏の文書にあるそうです
この人 とてもいい人だったらしく 房総の海賊たちと戦ったり 
文化を伝えたりと 土地の人々に非常に慕われ 二年ほどで亡くなると 
皆がその遺徳をしのんで お堂を建てたそうです
それが この海南神社
ちゃっきらこは 妻の盈渡姫が 里の娘たちに教えたと伝わります
f0122653_18134641.jpgこの踊り 途中でお着替えして 
龍神様にも奉納します
資盈一行は 従者も含め 同じ時に亡くなったらしく それぞれが 神として祀られてるみたい・・・
この辺ちょっと 落ち武者伝説を連想させますねー
房総の館山近辺に 船越鉈切(なたきり)神社というのがあるんですが
これの向いにもう一つ 海南刀切と書いて「なたきり」という同名の神社が あります 
実はこの海南刀切神社は 資盈の子・資豊が 一人流れ着いたところ、と 言われています
おもしろいですねー 
千葉在住の方 知ってましたか? 写真だとずいぶん由緒ありげな
彫刻の素敵なお堂なんですが 近くの方 知ってたら教えてね
 
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by tukitodoraneko | 2015-01-28 18:26 | 祭と歳事 | Comments(4)

Commented by 忍び駒 at 2015-01-29 06:54 x
月猫様
「三浦の大介百六つ」と歌われた三浦介義明は、歌舞伎『三浦大助紅梅靮』(みうらのおおすけこうばいたづな)の主人公です。この歌舞伎の三段目が今でも人気の「石切梶原」ですよね。
歌舞伎『玉藻前曦袂』(たまものまえあさひのたもと)に登場する美女「玉藻前」の正体は九尾の狐でした。那須野でこの狐を射たのも三浦義明でした。
豪族三浦氏の氏神が海南神社、三浦義明は源平の何れに与するかを海南神社の信託に委ねたといいます。
Commented by tukitodoraneko at 2015-01-29 09:36
忍び駒さま
おお!なんでもご存知なんですねぇ・・・
紅白の狐が二匹 戦って白狐が勝ったので源氏に味方した
という話を聞きました
海南神社 地元の商店街の通りにあり いかにも地元に溶け込んだといった
いい感じの神社ですね
Commented by 鶴ヶ島の小人 at 2015-02-02 01:18 x
月猫様
守貞謾稿に大坂でとんど焼きを「チャンギリコ」といい、これは左義長の訛りだろう、と書いてありましたが、チャッキラコと似ている気がします。チャッキラコは、でも綾竹の音からの呼び名なんでしょうか?
Commented by tukitodoraneko at 2015-02-02 20:12
鶴ヶ島の小人さま
先週 叔母が家のすぐそばの心臓専門病院に 緊急搬送されちゃいましてね 
今日やっとICUから一般病棟に移れました
そんなこんなで ドタバタしちゃって 遅くなりました
ちゃんぎり…って言葉を 引いてみると「たたき鐘」と出てくると思います ちゃかぽこ ともいうらしいのでこれは「音」からきてるようです
ちゃんぎりこ・・・は たぶんですが「左義長」で使われていた
楽器の音から来てるのでは…と思います
ちゃっきりこ・・・は綾竹自体をそう呼んでいますが 
これも鈴がついているようなので「音」からきているのかな?
もとは 同じだったのかもしれませんね

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