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嘉納治五郎とJOC

嘉納治五郎とJOC_f0122653_10173283.jpg開会式もまだなのに なでしこ初勝利ですねー
今日は寝不足のお父さんが多いかな?
昨日のブログで 日本が初参加した第5回ストックホルム大会の話をしましたが この時初めて 日本にもJOC
日本オリンピック委員会ができたんです
委員の中には あの嘉納治五郎(かのうじごろう)さんもいました
講道館柔道の生みの親といわれている人ですね
嘉納治五郎とJOC_f0122653_10323814.jpg万延元年(1860)兵庫生まれ
最初に開いた道場は下谷 稲荷町
永昌寺の書院
十二畳の部屋で 門弟は9人だけでした
だいぶ前ですが 1級2期会で 下谷~蔵前を
ご案内した時 この永昌寺も寄っています
嘉納治五郎とJOC_f0122653_10454650.jpg「講道館発祥の地」の碑は 昭和43年 没後30周年に講道館が立てたものです
嘉納治五郎は ベルリンで行われたIOCの総会にも出て
あの「幻の東京オリンピック」を もぎ取ってきた人です
戦争で 中止にならなければ 昭和初期に東京でもオリンピックが開かれたかもしれないんですねー
残念なことにこの方は これからたった2年後の昭和13年
やはりカイロで行われたIOCからの帰途 日本郵船・氷川丸の船上で 肺炎の為 亡くなりました 
77才でした
クーベルタン男爵が近代オリンピックの生みの親なら
嘉納治五郎は 日本オリンピックの生みの親
一度くらい 自国で開かれるオリンピック 見せてあげたかったかな
でも 彼の創始した講道館柔道は 今世界中に広まっているのだから
きっと 空の上で ずっと応援してくれているのかもしれませんね

by tukitodoraneko | 2012-07-26 11:11 | 明治・大正・昭和

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