ただいま1300年前を放浪中!

f0122653_11194371.jpgここのところ しばらくの読書傾向は 江戸から遠くはなれ 過去へ過去へさかのぼっています
で、今一番 興味あるのは ← この人かなあ・・・
ご紹介しましょう 神武天皇です!
あ、絵は芳年です (そもそも「名将」でいいのか、という
問題もありますが・・・)
そーんなの誰でも知ってるわよ!というあなた
じゃあ この人 いつごろの生まれか知ってる?
紀元前711年に生まれ 127才まで生きたんですよ
もうほとんど バイブルと同じ世界!
そしていわゆる「記紀」(古事記・日本書紀)にしか出てきませんが その「記紀」が編纂されたのは8世紀のはじめ すでに1400年が経過した後 書かれた本なんですね
そして 現在の考古学・歴史学 両方において 初代・
神武から 九代・開化天皇までの9人の天皇の実在は 
f0122653_11464197.jpg完全否定されています
亡き父は晩年 いきなり「ジンム・スイゼイ・アンネイ・イトク・・・」と唱えだし 何の呪文か はたまたボケちゃったのか・・・と私を心配させましたが 「うああ 覚えてるもんだなあ」と言って 戦時中暗記させられた「歴代天皇」の名前だと 教えてくれました
いもしないものの名前 暗記させられて ご苦労さまでした
でも 最初の何人かが架空としても 馬鹿にしたもんじゃないんですよ 「記紀」は日本の古代を知る数少ない史料 
そのうえ文学作品としても おもしろいのです
「因幡の白うさぎ」「ヤマタノオロチ」「海幸彦・山幸彦」の話は ここから出ています
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江戸好きなら誰でも読む「江戸名所図会」にも
東征したヤマトタケルの絵が載っていますね
これは 秩父・岩倉山に武具を収め 「武蔵」の国と
名づけた時のことです
こんな風に 歴史はすべてつながっていますね
特に今年は「古事記」成立1300年なんだそうです
今 ちまたの本屋さんで 古代史系の本が続々出ていると思ったら そういうわけだったのか!
最近 新書で読んだ本 いくつか出しておきますので 
読んでみて! おもしろかったですよ
「古事記と壬申の乱」 関裕二 (PHP新書) 
「天皇陵の謎」 矢澤高太郎 (文春新書)
「古代豪族のルーツと末裔たち」 歴史読本編集部編 (新人物文庫)
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by tukitodoraneko | 2012-05-24 12:28 | よしなしごと

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