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平清盛 第9回「二人のはみだし者」前日勉強

平清盛 第9回「二人のはみだし者」前日勉強_f0122653_154739100.jpgさて ドラマでは 鳥羽上皇美福門院(得子)の間に 待望の男子が生まれます
1139年のことです
この時 異母兄である崇徳帝は20才
その弟・雅仁親王(後の後白河帝)は
まだ12才
体仁(なりひと)と名づけられたこの子は
まだ子供のいなかった崇徳帝の女御・藤原聖子の養子となります
この聖子は あの藤原忠通の娘です 
そして わずか2年後には 近衛天皇になります
そして 保元の乱につながる対立の火種となっていくのですね
この子が生まれた翌年には 崇徳帝にも初めての男子が生まれます
重仁と名づけられ この子の乳母は 清盛の義母・宗子(池の禅尼)がつとめました
鳥羽上皇にうとまれていた崇徳帝はむりやり退位させられ 
たった3才の異母弟が 近衛天皇になった時も ぐっとがまんしました
いずれ 自分の息子・重仁が 天皇になる望みがあったからですね
実際 重仁親王は 美福門院の養子となっていて 非常に可愛がられていました
何事もなければ この子が 天皇になる日も来たかもしれません
しかし 問題はこれが藤原忠通の娘・聖子の生んだ子ではなかったこと
久しぶりに摂関家から天皇に嫁いだ聖子は 夫婦仲はとてもよかったのに
残念ながら 子供ができませんでした
だから 他の女御が重仁を産むと 父娘ともに これを良く思わず
だんだん 敵対するようになっていくのですね
そして 近衛天皇が 病弱で 17才の若さで 子供もなく 急死してしまうと
急転直下 まさか天皇になるはずではなかったあの雅仁親王
そのお鉢がまわってきてしまったのです
こうして「日本国第一の大天狗」が 誕生してしまうのでした
後白河法皇については また次回

 

by tukitodoraneko | 2012-03-03 17:04 | 大河ドラマ

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