江戸の空にスカイツリー
2011年 08月 19日
今日は 雷雨ですが 涼しくてホッとしますねー
昨日 三つ又の浮世絵をさがしているうちに例のアレも見つけました
歌川国芳の「東都三つ股の図」
2月ころ 東京新聞に載り TVでも話題になりましたね
対岸は深川方面なんですが 火野見櫓の後ろの
← これは何? という疑問
今建設中の「スカイツリー」にそっくりなこの塔は
一体 何なのでしょうねー
専門家は 「井戸掘りのための櫓だろう」と言っています
これは北斎の「富嶽三十六景」の浅草ですが 凧の左にあるのが井戸掘りの櫓です
どうでしょう? 似てますけど
同じ物なんでしょうか
三つ又辺りの絵は 昨日も出した通り 結構たくさんあるんですが
この火の見櫓は描いてあっても 後ろのスカイツリーが描かれたものは ありません
唯一 あやしいのが司馬江漢の
「中洲夕涼」の
□で囲んだ部分です
これは夜景なので
見にくいですが
なんとなく 後ろにもやもやしたものが 立っていませんか?
アップにしても見にくいですが
何かがあるのはわかります
もっとも 国芳の絵は天保2年(1831)の作
こちらは 天明ですから 時代はちがいます
40年の開きがありますので 何ともいえませんが
何かが「そこにあった」のでしょうねぇ
これで 井戸の跡が特定されたりすれば
やはり 井戸掘り櫓かと 思えますが
深川辺りで 井戸ってあまり聞きませんね
これは 国芳自身が書いた 井戸掘りの櫓の絵 →
「子供遊 金生水之掘抜」というタイトルです
交差したり 四角に組んだり・・・の形状は
なんとなく 上のスカイツリーに似てますね
国芳は こういう木組みの絵を描くのが好きだったのでしょうか
もしそうなら 三つ又の遠景に 井戸掘りの櫓があったなら
ついつい 張り切って描きこんだのかな・・・と思えます
どちらにしても まさか130年後になって
「江戸の浮世絵にスカイツリー!?」と 騒がれることになるとは
まさか 国芳も 夢にも思わなかったことでしょう
たまたま川崎の収集家の方が 国芳の展示をしようとして
ひさしぶりに箱から出した時に 気がついたといいますが
あまりにタイムリーな 偶然の一致
国芳は もしかしたら 空の上で笑っているかもしれませんね
昨日 三つ又の浮世絵をさがしているうちに例のアレも見つけました
歌川国芳の「東都三つ股の図」
2月ころ 東京新聞に載り TVでも話題になりましたね
対岸は深川方面なんですが 火野見櫓の後ろの
← これは何? という疑問
今建設中の「スカイツリー」にそっくりなこの塔は
一体 何なのでしょうねー
専門家は 「井戸掘りのための櫓だろう」と言っています
これは北斎の「富嶽三十六景」の浅草ですが 凧の左にあるのが井戸掘りの櫓です
どうでしょう? 似てますけど
同じ物なんでしょうか
三つ又辺りの絵は 昨日も出した通り 結構たくさんあるんですが
この火の見櫓は描いてあっても 後ろのスカイツリーが描かれたものは ありません
唯一 あやしいのが司馬江漢の
「中洲夕涼」の
□で囲んだ部分です
これは夜景なので
見にくいですが
なんとなく 後ろにもやもやしたものが 立っていませんか?
アップにしても見にくいですが
何かがあるのはわかります
もっとも 国芳の絵は天保2年(1831)の作
こちらは 天明ですから 時代はちがいます
40年の開きがありますので 何ともいえませんが
何かが「そこにあった」のでしょうねぇ
これで 井戸の跡が特定されたりすれば
やはり 井戸掘り櫓かと 思えますが
深川辺りで 井戸ってあまり聞きませんね
これは 国芳自身が書いた 井戸掘りの櫓の絵 →
「子供遊 金生水之掘抜」というタイトルです
交差したり 四角に組んだり・・・の形状は
なんとなく 上のスカイツリーに似てますね
国芳は こういう木組みの絵を描くのが好きだったのでしょうか
もしそうなら 三つ又の遠景に 井戸掘りの櫓があったなら
ついつい 張り切って描きこんだのかな・・・と思えます
どちらにしても まさか130年後になって
「江戸の浮世絵にスカイツリー!?」と 騒がれることになるとは
まさか 国芳も 夢にも思わなかったことでしょう
たまたま川崎の収集家の方が 国芳の展示をしようとして
ひさしぶりに箱から出した時に 気がついたといいますが
あまりにタイムリーな 偶然の一致
国芳は もしかしたら 空の上で笑っているかもしれませんね
by tukitodoraneko | 2011-08-19 14:15 | 江戸のあれこれ