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江戸博覧強記&大江戸わいどshowより その5 

前にもお話しましたyou-tubeで見れる「大江戸わいどshow」
今回のお題は 江戸検直前!ちょっとためになる話です
http://www.youtube.com/view_play_list?p=EE9B5C24710649A5
本当にためになるので ↑ 上に載せときました
撮影も担当してるひろっくさんが まとめてくれています
彼も 受験するみたいです 頑張ってね!
江戸博覧強記&大江戸わいどshowより その5 _f0122653_10112412.jpg今日の地図は
中国・四国
土佐藩
宇和島藩など
見といてね

さて では
今日の勉強です
大江戸わいど
で 高尾・滝口
両先生の
出題者の側からのお話は
参考になりますよ
特に 高尾先生は江戸の「村」に関して研究なさっていた方なので
「石高」について 熱く語っていました
では 今日の勉強は 村と石高についてね
日本の封建制の特徴は なんでもこの石高であらわしたということ
加賀百万石・・・というように これは大大名をあらわす表現ですね
世界中のどこでも 米の取れ高で身分がわかるなんて 他にはないでしょう
この石高は 検地によって決められました
この検地によって 耕地面積を測り その等級(上・中・下・下下の4段階)
そして 耕作者が 確定されます
そして1反(約10a)あたりの生産量=石盛(こくもり) 斗代(とだい)ともいいますが
これが決まります
そうすると 村人Aさんの石高は この石盛(斗代)×面積で 決まるわけです
そして 全村民の石高を足すと 村高になるのですね
そして領地の村高を合計したものが その地の領主の知行高になります
領主は この村高に対し 五公五民(50%年貢)四公六民(40%年貢)というような
税率で 年貢を徴収しました
そして この年貢にも二種類あり 田畑にかかるのは本途物成(ほんとものなり)
この内 米は現物納が原則なので 取れた米の何割かを納めます
畑で取れたものは 貨幣納なので お金に換えて払うのですね
もう一つは小物成といって 田畑以外の山林河海の産物にかけられます
これは すべて貨幣納です
この他には 運上・冥加(みょうが)という商・工・漁業に課す年貢もありました
そして 年貢だけではなく助郷・国役などの労働奉仕も この村高に応じて賦課されます
領主の方では 自分の知行高に応じた普請役・陣夫役を負担する義務がありました

これが幕府直轄領では 付加税まで掛かります
伝馬宿入用・蔵前入用・六尺入用高掛物(たかかかりもの)三役です
それぞれ宿場の運営費・浅草御蔵の維持費・江戸城内の人夫の給米で
村高に応じて 貨幣納しました

ここまで 勉強したら 高尾先生の出題にも答えられるかな?
もう一つ 江戸わいどshowで話されていた事で 役立ち情報を一つ
老中・重臣などが どの時代の人か知るためには その人の名前がポイントです
将軍は よく家臣に名前の一字を与えることがあります
家光の光や 綱吉の吉などですね
これを 片諱 または偏諱と書いて「かたいみな」といいます
ですから 例えば細川重賢(しげかた)という名前なら 重の字で
この人が 9代・家重の頃の人と分かる・・・といった具合ですね
では また明日

by tukitodoraneko | 2010-10-26 15:27 | 江戸のあれこれ

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